ダンボールには種類があります。
段ボールの波の部分の「段」のことを「フルート」といいます。
段ボールの波の高さ(フルート)によって段ボールは区別されます。
使用する箱の種類や用途によって使い分けます。
段が高いので緩衝性(柔らかさ)を持ち、垂直方向への加圧に強く、箱の積み上げにも強いです。一般的な外装箱や保管用に一番多く使われています。
段が低いので平面的な衝撃に強いです。
軽い物の発送用や内装箱に多く使われています。
Aフルート(5mm)とBフルート(3mm)を貼り合わせたもので、強度があり、重いものや海外発送用等に使われています。
ギフト箱や個装箱によく使われる材質で、強度がないため発送箱には不向きですが、メール便等には薄くて便利です。
薄型のダンボールのため、保管場所が少なくてすみます。
小さくて軽量なものに向きます。
最薄の段ボール。
板紙のようにダイレクトオフセット印刷ができます。
B段よりも折りやすく、E段より緩衝性があります。
*5号段はJISが制定される前の段ボールの段の呼び名です。
段ボールを30枚重ねた写真です。
製品は加工工程で、多少段が潰れますので、実際は低くなります。
薄いダンボールの方が、中芯の波の間隔が狭いので、段がつぶれにくいです。
フルート(flute)の語源を知っていますか?
fluteと名付けた由来は、フルートの形が、古代ヨーロッパの朝廷の侍者の衣装に付いている、ひだのある襟に似ていることからなんですよ。