段ボールの構成について
ダンボールは表の紙(表ライナ)と裏の紙(裏ライナ) 真ん中の波の部分(中芯)からできています。
ダンボールの表ライナ・裏ライナに使う原紙には主に4種類あります。
(重さは1m⊃2当りの重さです。)
ライナ | 特徴 | 重さ | 強さ |
---|---|---|---|
C5 | 強度をあまり必要としない箱や・パット・仕切などに使われます。 | 160g~180g | ★★ |
K5 | 一般的な材質です。 | 180g | ★★★ |
K6 | 強度を必要にするものに使われています。 | 210g~220g | ★★★★ |
K7 | 輸出用や重量のあるものに使われています。一般的でないため、小ロットでは出来ません。 | 260g~280g | ★★★★★ |
Kライナとはクラフトライナ(Kraft liner)のKをとったものです。
Cライナはジュートライナ(Jute liner)を使用しています。
ジュートライナは古紙含有率は90%以上。クラフトライナは、元々クラフトパルプ100%で作られていましたが、現在の古紙含有率は50%以上です。
クラフトはスウェーデン語で強さを意味します。
ジュートライナはクラフトパルプの他に古紙パルプを併用して作っています。
弱いものほど古紙含有率が多くなります。 同じライナでもg数はメーカーによって変わります。
他に、以前はC6がありましたが、今はK5で代用しています。
中芯とは真ん中の波の部分です。
古紙を原材料として作られています。
一般的には1²当り120gの原紙を使用します。ダンボールの強度を増やすため、160gを使用したり、さらに強くするため180gを使用します。
段ボールは表ライナ・裏ライナの組合せで出来ています。
K5K5は表の紙がK5、裏もK5 K6K5は表の紙がK6、裏がK5となります。しかし、必ず表と裏の紙は、同等または表が1ランク上を使います。材質に差がありすぎるとダンボールは反ってしまうからです。
段ボールの重さは 表ライナの重さ+中芯+裏ライナですが、 中芯は波になっており伸ばすと長くなります。
フルート(段)によって伸び率(段繰り率といいます)が変わります。
ダンボール箱の重さは1平米あたりの重さを計算して、使用する紙の面積を 掛ければ計算できます。
段繰り率:
A段(Aフルート)=1.6 B段(Bフルート)=1.4 E段(Eフルート)=1.2
(表ライナ)+(中芯)×(段繰り率)1.6+(裏ライナ)=180g+192g+180g=552g
(表ライナ)+(中芯)×(段繰り率)1.4+(裏ライナ)=170g+168g+170g=508g
(表ライナ)+(中芯)×(段繰り率)1.4+(中ライナ)+(中芯)×(段繰り率)1.6+(裏ライナ) =220g+168g+120g+192g+220g=920g
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